MO'Cool Jazz〜ジャズに心揺らして

FM新潟、FMとやま、FM徳島でオンエア中のジャズトーク番組 「MO'Cool Jazz」 この番組にゲストにお迎えしたミュージシャンの方々のご紹介を中心に、 ジャズにまつわる あれこれを。

2014年02月

2月21日収録:山岡未樹さん

577380_765570166794103_91599379_n

2月21日(金)、MO'Cool Jazz 収録ゲストは、ヴォーカルの山岡未樹さんでした。
デビュー30周年記念アルバム「I'm A Woman,Now」
I’m a woman, Now -MIKI-
山岡未樹
IMPEX RECORDS JAPAN
2011-11-02


をはじめ九枚のアルバムを発表なさっている山岡さん。
小川が手にしているのは、1981年に前田憲男&ウインドブレイカーズを従えてつくった、山岡さんのデビューアルバムLP「I'm A Woman」


実は、デビュー30周年記念アルバムはN.Y.録音の予定で、2011.3.13に向かうはずでした。
それが、東日本大震災の影響でなくなったため、初心に戻って前田憲男&ウインドブレイカーズと作成し、タイトルも、「I'm A Woman, Now」となったわけで。

Dear Friends - miki
山岡未樹
ローヴィング・スピリッツ
2007-08-22

ベニー・ゴルソン プロデュースで日本ジャズ賞大賞を受賞したアルバム「Dear Friends」では、実は、急遽、ベースにロン・カーターさんをお迎えしたこととか、
自分の歌唱力の不甲斐なさに、逃避行のように単身、ニューヨークへ渡った話など、
様々なターニングポイントでのエピソードをお話しくださいましたが、人に歴史あり…で、実に深く、愉しいのです。

案の定な展開で、終了後は、三茶の日本酒の旨い店へ。

ここでも、おおいに盛り上がり、未樹さんの人間力の大きさ、支えてくださっているパートナーの深い愛情ぶり(♡)をビンビン感じさせてもらいつつ、日本酒って、人と人の距離をぐんっと近づけてくれるわ♪と、その潤滑油としての効能も実感するのでした♪

過日、赤坂のBフラットにて「山岡未樹と七人の高弟たち〜七冊の塗り絵」と題されたCD発売記念LIVEを拝聴しました。
5442888018_001
山岡未樹の7人の高弟たち
BounDEE by SSNW
2014-02-05

JAZZヴォーカル教室で130名の生徒さんを指導なさっていますが、その中のプロフェッショナル実践クラス7名と共に、CDを作成したのです。
師として、多くのお弟子さんに慕われている山岡さん。
その様子がまた、とてもステキなのだわ。

また、ぜひ。酌み交わす機会を楽しみにしております〜♪
  

近々、関東で 様々なライブがあります。
生で、ぜひ、どうぞ〜


山岡未樹さん公式サイト
http://mikiyamaoka.maiougi.com 

2月18日収録:鈴木 央紹さん

鈴木央紹さん

MO'Cool Jazz 収録のゲストは
テナーサックス奏者の 鈴木 央紹(ひさつぐ)さんでした。
100人に訊いても、100人とも読めないという難読名前ですが、央とは 文字通り 真ん中を表し、紹とは 間をとりもつ という意味。「人と人とを その真ん中で繋いでいく人たれ」という思いで 名付けられたとのこと。
まさに、奏者としてはもちろん、ご自身のリーダーカルテット、大野雄二ルパンティック・ファイブでの活躍、そしてウン・サンなどヴォーカリストのプロデュース、日韓のジャズの架け橋としての活動etc...と、お名前通りの活躍をされているなあと実感。

央紹さんといえば。。。そうです。
以前、私が収録日時を失念し、待ちぼうけをさせてしまったのに、寛大な御心で許してくださった心優しきおかた。今回、仕切り直しでの収録となりました。
ほんわり温かい、穏やかなお人柄です。

お父様もサックス奏者で、その影響も受けたとおっしゃっていますが、サックスの音色が美しいことを私が賞賛すると、お父様からも「音色が美しくないの演奏は認めない」と言われてきたとか。
時に穏やかに、時に情熱的に。
変幻自在なインプロビゼーションと共に繰り出すサックスブロウは ほんとうに魅力的です♪


リーダー作「Passage of Day」は、大野雄二さんプロデュースで日本のトップミュージシャンが数多く参加してレコーディングされた豪華な鈴木央紹ショーケース的作品。オリジナル曲がキランキラン光ってます。

Passage Of DayPassage Of Day [CD]

鈴木央紹
VAP =music=
2009-02-25



Yuji Ohno & Lupintic Fiveでレコーディングした「ルパン三世vs名探偵コナン劇場版 オリジナル・サウンド・トラック」からオンエアする「ルパン三世のテーマ」は胸のすく演奏だし、昨年の『ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』にて峰 不二子ちゃん登場シーンに流れる「ラブ・スコール ウルトラ・セクシー・バージョン」なんて、とっても...えっちです♪ 
そうそう、大阪音大出身の央紹さんは、クラシックをずっと勉強してきたので、アルトサックスも持ち替えで吹かれるのね。不二子ちゃんのシーンは、必ずアルトで演奏せよ。という大野さんの指示なのだとか。
テナー、ソプラノ、アルトとマルチに吹き分ける、その音色と奏法の違いが聴けて愉しい♪

日本酒好きなところも嬉しい。そのうちいつか。呑みましょうね〜

全国をいろいろなバンドでツアーされてますので、ぜひ、公式サイトをチェックして、生演奏と、ちょっと西島秀俊似のイケメンぶりをご堪能くださいませ。

鈴木央紹さん公式サイト
http://www.hisax.net/ 

2月7日収録:亀渕友香さん

写真

2月7日(金)午後に収録いたしましたゲスト
ゴスペルシンガーの亀渕友香さんです。

ダイナミックな歌声の素晴らしさはもちろんですが、とても美しい日本語を話されます。御兄様が ニッポン放送オールナイトニッポンの人気パーソナリティーだった(のちのニッポン放送社長さんね)カメこと亀渕昭信さんだからか。いえいえ。言葉を大切に表現なさるからこそ なのでしょうね。
昨年末、亀渕友香さん率いるゴスペルクワイヤー VOJA(the Voices of Japan)のメンバーと共に、
『Person to Person』というアルバムを発表されました。

Person to Person
亀渕友香&The Voices of Japan
ベルウッドレコード
2013-12-25


おりしも、11月。
小川が高橋克彦さんの作品「寝るなの座敷」を語った公演の日です。
紀尾井町サロンホールと同じフロアのレコーディングスタジオで、レコーディングなさっていたんですね。
小林亜星さん作詞・作曲の「どこまでも行こう」とか、渡辺真知子さんの「それでもI Love You」とか、心に沁みる日本の名曲や、亀渕さんがR&Bグループ「リッキー&960ポンド」でデビューした頃の楽曲を取り上げていたり。    

なにしろ、聴いてるだけで めっちゃ元気がみなぎってくる、最高にゴキゲンなアルバムです♪

エラ・フィッツジェラルドの魅力、
ハワイのフラとのコラボレーションの話、
ゴスペルとは...などなど、深いお話もいっぱい頂戴しました♪

三月初旬の放送を、どうぞお楽しみに!
 

亀渕友香さんプロフィール:

1968年、R&Bグループ『リッキー&960ポンド』のヴォーカリストとしてデビュー。
そのパワーとリズムに溢れたサウンドは日本の
R&Bの伝説となる。
その後、一時渡米。

1987年、帰国後、ゴスペルをベースにミュージカル、映画音楽、TVラジオ出演など、 意欲的に活動の幅を広げる。
1993年、ゴスペルを主とするクワイア「亀渕友香&VOJA(The Voices of Japan)」を結成し、リーダーとして活動を開始。
1998年、グループの活動の他、「亀渕友香ヴォイス・ワーク・ショップ」を設立し、ヴォーカリスト育成も本格化する。
2007年、ゴスペルを中心としたコーラススクール「VOJA Voice Art College」を開校。

2008年、「第1回・野口英世アフリカ賞」の授賞式および記念晩餐会にて、天皇皇后両陛下や歴代総理大臣、アフリカ各国の大統領や国王の前で演奏。

又、様々なミュージシャンとのソロ活動も本格的に開始。
ピアノとヴォーカルのみのライブや、バンド編成でのジャズライブなど幅広く活動。
 


亀渕友香さん公式サイト
http://www.tmp-voja.co.jp 

 
亀渕友香さんオフィシャルブログ「発声力」
http://ameblo.jp/yukakamebuchi/ 

1月31日収録:髙樹レイさん、竹内 直さん

1558545_753542147996905_288208146_n

MO'Cool Jazz 番組収録 ゲストはヴォーカルの高樹レイさんとテナーサックス奏者の竹内 直さんでした。
昨年、お二人で「Two Voices」というデュオアルバムを発表されたのです。
ピアノやギターなどコード楽器がいっさい無い、2人だけで醸す音楽は、まさに、原初の表現世界。ただただ圧倒される大迫力で。
JAZZについて、表現について、ありとあらゆる哲学的なことにも話がおよび、なんと深淵にして興味深きトークとなりました。
そして、和気藹々♪ 笑が絶えない。
とても和やかで、楽しかった〜♪
JAZZ評論家の小針俊郎さんも駆け付けて。
1796445_753546177996502_918544052_n

収録終了後は、お定まりの ちょいと一杯へ。

馴染みの蕎麦屋、溝の口「初代」今月の日本酒が、「越乃景虎 純米 生 しぼりたて」!
1743630_753546341329819_734198639_n

これが美味い 旨い ウマイ♪
その名のとおり、出来たて、搾りたての静謐なる味は、するすると さらさらと 喉を流れ行き。乾杯ビールの後に、四人で14杯も いただきました。

仕上げの そば切りにも合わせて まだ飲んでたなぁ。。。
ここのグラスは、一合は無いと思うけど、一升は軽く空けてしまった♪
酒と共に、JAZZの話は、さらに深く楽しく弾んでいき、最高の夜。
1622185_753546181329835_478661183_n
1690399_753546351329818_1102811314_n

旨し酒、旨しメンツに乾杯。 

高樹レイさん公式サイト
http://www.reitakagi.com

竹内 直さん公式サイト
http://www.geocities.jp/ts_nao/
 

1月14日収録:田中裕士さん

写真

1月14日、MO'Cool Jazzの収録、ゲストはピアニストの田中裕士さんでした。

NHK Session505のライブ収録で、渋谷のNHK505スタジオにおいて、
小山太郎トリオで最初にお会いしたのが2000年のこと。あれから14年も経つのですねぇ。

スペインに魅せられ何度も現地に足を運び、フラメンコ、ラテン、クラシックなどヨーロピアンな演奏を届け続ける希有な表現者として ことさらに尊敬いたしております。
昨年末には、豊田チカさん宅で おおいにワインを呑んでは盛り上がったのも記憶に新しく。
フェバリットナンバーをおかけするのに、何十枚もCDをご持参くださって、その情熱もラテンフレイバーでステキ♪
ぜひ、放送をお楽しみください。

田中裕士 Pianista (
ピアニスト) / Compositor (作曲家)

Arreglos y Escritura de Musica (編曲家、音楽ライター)
1963 1211日 生まれ。京都市出身。同志社大学 法学部 法律学科卒。

5歳よりピアノを始め、15歳の頃、印象主義や新古典主義の美意識に魅せられ、ラベル、バルトーク、ストラビンスキーの音楽に傾倒。17歳の時、ジャズミュージックのリズムや即興性に惹き付けられ、藤井貞泰氏に師事し、新和声学、作編曲、即興演奏法を学ぶ。同志社大学在学中、19歳の、関西ジャズシーンにプロデビュー。21歳の時、音楽研究の為、ニューヨークに渡り、多くのミュージシャンとのセッションを重ね、1985年に帰国。

1985年 故・エリック ゲイル(G) グループに迎えられ、日本縦断ツアーに参加。
1986年~1989年東原力哉 (Ds) グループ、ミッキー・ロッカー(Ds) クインテットに参加。
1990年日本武道館『JAPANJAZZ AID '90』に出演。
来日した、デボラ・ディビス(Vo) の伴奏者として全国ツアーに参加。
1991年『日韓文化交流親善大使』として韓国政府より招かれコンサートを成功させる。 
1992年 渡辺香津美 (G) オーケストラに参加。
1993年 再びニューヨークに渡り、ハーレムのジャズクラブで演奏活動を行う。
1994年 渡辺貞夫(Alto Sax)カルテット、大阪昌彦(Drums)&原朋直(Trumpet)クインテットに参加、『A Special Night for Dingo(King Record)』をリリース。
 又、音楽ライターとして "月刊Jazz Life "に連載執筆。
1995年 レジー・ワークマン(Bass) トリオ、中本マリ(Vocal) グループに参加。
 デューク・ジョーダン(Piano)とのピアノデュオ・コンサートを行う。
1996年 音楽研究の為スペインに渡り、フラメンコ音楽の奥深さに強く魅せられる。
 水橋 孝(Bass)とのアルバム、『Mr.Boujangles(Woody Creek)』 をリリース。
1997年"Newport Jazz Festival By the Sea 1997" 出演。野力奏一(Piano)とのピアノデュオ・コンサートを行う。
1998年スペインより、ニカシオ・モレーノ(Cello)を迎えアルバム『Las Imagenes del Anhelo (Woody Creek)』をリリース。佐藤允彦(Piano)主宰の"3台ピアノによるコンサート"に参加。
1999年 井上信平(Flute)グループに参加、アルバム『Sketch Book (Crown Record)』をリリース。小山太郎(Drums)と共にアルバム『Light and Shade (Woody Creek)』をリリース。"Piano Flamenco" なる異色のフラメンコ・ユニットを主宰。 
2000年 フランスの巨匠歌手ピエール・バルーのコンサートに迎えられる。チェロ奏者、吉川よしひろ率いる The Cello Acoustics にゲストピアニストとして迎えられアルバム2枚(Kanon Record) をリリース。
2001年 宇崎竜童・阿木耀子プロデュース~鍵田真由美(フラメンコ舞踊)主演で、“近松門左衛門文楽・曾根崎心中”フラメンコ公演のピアニストに選ばれ、文化庁芸術祭に参加。“作品優秀賞”受賞。
 
来日した、アーニー・ワッツ
(Sax)と共演。
 
スタンリー・ギルバート
(Bass)とのデュオアルバム “Overjoyed”をロサンゼルスにて録音、リリース。

■近年は首都圏を本拠地としながらも、全国的に自己のグループ(ジャズ・ユニット、フラメンコ・ユニット)、井上信平
(Flute) グループ、横山達治(Perc)Proyecto Latino、、スタンリー・ギルバート(Bass)とのデュオ・ユニット、五十嵐はるみ(Vocal)グループ 、宮野弘紀 (Guitar)グループ、他多種多様なセッション、さらにはスペイン語圏、英語圏、ポルトガル語圏歌手の伴奏と広範囲にわたる超多忙な演奏活動を行いつつ、地球上総ての音楽に対して 限りない情熱・憧憬と研究を注いでいる。

■ピアノタッチの素晴らしさと、オーケストレーションセンスには定評があり、国際レベルにおいて、各種ミュージシャン、専門家からの厚い人望と信用・絶賛を得ている。
 日本音楽界のおびただしいスタイルの乱立などに心奪われることなく、鍛え上げた豊富な音楽的語彙を駆使した即興を通じて、ジャズ・コンテンポラリー、フラメンコ、ラテン、クラシック、ポップス、オリジナルと多岐にわたる素材に新たな光をあてていこうと、寡黙な演奏活動を続ける鬼才ピアニストである。

メキシコ大使館オフィシャルピアニスト,鍵田真由美フラメンコ舞踊団専任ピアニスト。




田中裕士さん公式サイト
http://www.hiroshi-tanaka.com/
 
ギャラリー
  • 8月25日収録:キーボード奏者 難波弘之さん
  • 8月5日収録:アルトサックス奏者 多田誠司さん
  • 7月14日収録:ピアノ奏者 秋田慎治さん
  • 7月14日収録:ピアノ奏者 秋田慎治さん
  • 7月 収録:チャイチーシスターズ
  • 6月23日収録:クラリネット奏者 白石幸司さん
  • 1月9日収録:村上ゆき さん
  • 12月19日収録:井上陽介さん
  • 12月4日収録:国府弘子さん